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食物繊維はお腹の健康だけじゃない、世界を救うかも(バイオエタノール) |
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2008-05-01 Thu 23:04
■食物繊維を取りましょう
食物繊維って知ってるでしょう。 そうそう、お腹(特に腸)をお掃除してくれてお通じが良くなるってやつ。 あれって、どうしてお腹がお掃除されるのでしょうか。 それは、人間が食物繊維を「消化できない」からなのです。 草食動物である牛や馬、羊に山羊は、胃腸に特殊な細菌を飼っていて、こいつが食物繊維を分解してくれるから消化吸収して「草だけ食って」生きられるわけなんです。 シロアリだって木造の家に使われている木を食べて栄養に変えているでしょう。 ところがどっこい、人間はそんな便利な同居人がいないから消化できず体外に排出する。 しかしその腸内通過中にお腹の中のゴミをいっぱい引っ掛けて出てきてくれるからお腹に良いっていわれてるんですよ。 しかも、繊維が多いからスムーズに出てきてくれる(失礼) 要するに、人間は食物繊維を消化できないから使えるお掃除法なんですね。 この食物繊維は「セルロース」ってものからできているんですよ。 セルロースって聞いたことがないですか? 「高校の化学の時間に聞いたことがあったような無かったような」 ■デンプンの話 じゃあデンプンは? 「デンプンって、あの片栗粉のやつじゃないのか?」 「小学校のときに、ご飯を口の中でくちゃくちゃ噛んで、薬品をかけたら紫色になったのを覚えてるよ」 「ああ、口の中で噛んでいたらほんのり甘くなる。それが麦芽糖とか言ってたっけ」 そうなんです。 でもね、人間の体で消化吸収できる「でんぷん」は「セルロース」の親戚みたいなものなんです。 ほとんどおんなじなんですが、ちょっと違うだけで人間の体で消化吸収できるかどうかが決まってしまうんです。 ほんとフシギですね。 デンプン ⇒ 麦芽糖 ⇒ ブドウ糖 となり、デンプンは人間の体に栄養として蓄積されます。 「おい、エコの話じゃないのか? 健康ブログだったっけ?」 いえいえ、やっぱ「エコマニア」の私ですから、ここから強引にエコに持っていくのですよ(笑) ■食糧危機とバイオエタノール さて本題です。 現在、農作物の不作や価格高騰で食糧不足が叫ばれています。 なぜそんなことになったのでしょう? 地球温暖化で各国の気候が急激に変化して水不足や洪水、平均気温の上昇により農作物がダメージを受けたせいもあります。 でもね、それだけじゃない。 世界的な不況が続いているため、ヘッジファンドとか言う投資集団が儲け先を探した結果、商品先物って所に巨額のお金が流れ込み、世界的な規模で買占めをしたわけ。 だから穀物の値段(トウモロコシ、小麦、大豆他)が値上がりした。 それ以上に原油(油です)を買い占めたため現在のガソリン高騰や石油から作られる製品が値上がりする。 だから、産業の生命線である燃料を「石油」ばかりに頼るのはヤバイぜ、ってことになる。 (高くて買えなくなったらどうする? 入ってこなくなったらどうする?) それに高い石油を買うのもどうかと思うしね。 石油を使えば地球温暖化もさらに進んでしまうし… 「ん? そうか、石油に頼らない方法があるじゃん!」 ってことで勧められたのが「バイオ燃料」の増産です。 簡単に言うと、石油じゃなく穀物(デンプン)からアルコールを作って燃やせばいいじゃないかってことです。 「そう言えば、理科の実験でアルコールランプ使ってたよな」 うん、ガソリンよりはパワーが落ちますが、十分車は走ります。 これを特に力を入れて取り組んだのがアメリカやブラジルです。 トウモロコシ、大豆、サトウキビ ⇒ デンプン ⇒ 糖類 ⇒ アルコール これで燃料の問題は解決した? でもね、本来食べるために作っていた穀物が燃料の原料として使われてしまったので大変。 アメリカは大穀物生産地として穀物を輸出していたのに、燃料に回したため輸出に回す穀物が大幅に減少している。 農家だって、穀物を食用として海外に輸出するより「燃料用」として工場に買い取ってもらう方がいい値段を付けてくれるのでそちらに売りますよ。 でもこれじゃいけない。 特に日本のように国土が狭く、食糧自給率が低い国はこんなことされたら食べるものが無くなってしまいますもの。 ■ 食糧危機を回避する? しかし、デンプンからアルコールを作るとどうしても穀物を原料とせざるを得ない。 ならば、デンプンの親戚である「セルロース」をなんとか分解してアルコールが作れれば大事な食料を燃料に変えなくて済むじゃない。 そこで、食物繊維というか、植物の繊維であるセルロースを分解してアルコールを製造する研究が始まりました。 その代表的なものは「建築廃木材を工場で処理してセルロースを取り出してアルコールを作り出す方法。 ■バイオエタノールジャパン関西 http://www.bio-ethanol.co.jp/index.php これなら、ゴミのリサイクルもできて燃料も作れるので一石二鳥ですよね。 でもセルロースを分解していくと、必要な糖類「C6」以外に不純物(邪魔物ね)「C5」が出ちゃうんだって。 こいつが扱いにくいのでなんとか分離して取り除かないといけない。 でもそれをやるとその処理にお金がかかるから、出来上がってくるアルコールも値段が高くなる。 う〜ん、なんとかならんか? こいつを解決してくれそうなのが、ホンダが他と共同研究している技術です。 ■本田技研 http://www.honda.co.jp/e-dream/special8.html ホンダの技術では「RITE菌」という最近を使い、 「本命も邪魔物もまとめてアルコールにしてやるぜ」ってことらしい。 いままで邪魔者をできるだけ作らないために穀物から作っていたけど、 この方法なら穀物でなくとも良いらしい。 ホンダは稲藁(お米を収穫した後のワラ)からアルコールを作る計画を進めている。 これなら手間も省けて安く作れるんじゃない? まだまだ実験の域をでないらしいが、年度中に実験生産用のプラントを立てるそうだ。 「ホンダさん、頑張ってくださいね!」 |
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